焚き火と秋の空(スノーピーク本社キャンプ場)

先月、初めてスノーピーク本社キャンプ場(の住箱)に泊まってみて非常に気に入ったので、「もうちょっと涼しくなったら焚き火をしに来たいなー」と思っていました。が、あいにく年内に自分が泊まりに来られる日はすでに予約は満杯状態。しょうがないんでキャンセル等で空きが出ないか、たまにネットで確認していました。

ある日仕事の休憩時間に予約サイトを眺めていたところ自分が休みの日に急遽空きが出ているのを発見したため、その場で直接TELして申し込み(利用2日前に予約)、焚き火をしに行ってきました。

 

前回の宿泊記事

 

2回目の住箱No.2

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今回も運良くNo.2が取れました。受付カウンターに行き「電話で予約した者ですが」と名前を告げたところ、特に何も聞かれず申込票のフリーキャンプサイトに丸が付けられていました。平日にふらっと来る一人客なんでそんな風(キャンプ慣れ?)に思われたのでしょうか。次回からはきちんと「住箱を予約しているのですが」と伝えることにします。

焦って予約したためチェアや焚き火台のレンタルをしたいことも伝え忘れていたのですが、受付時に無事レンタルすることが出来ました。ついでに気になっていたパイルドライバー(ランタンフック)もレンタルしてみました。

 

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あいかわず素敵なソファー。本格的に寝ることも出来るし、昼寝とかちょっとした休憩にも最適です。難点は一度腰を落ち着けると動きたくなくなるところ。

 

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今回のベッドはマットの上にシュラフではなく、ちゃんとした掛け布団がかかっていました。前回はソファーで寝たのですが今回はベッドで寝てみたら、意外と快適でした。マットの感触が前回押してみた時より固めな印象を受けたのですが、種類が変わっていたのかは不明です。干すためにローテーションさせてるのかもしれません(それくらい違いました)。

 

焚き火台セット

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専用の袋に一式入ってきます。袋はかなり使い込まれた感がありましたが、しっかりしてて丈夫です。トートバッグみたいに肩から提げられますが、なぜか本体を入れる部分が斜めになっていて微妙に使い勝手が悪かったです(クルマに当てそうになる)。ここは縦型にしてほしかった…。

 

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セット内容の全部。袋と本体、台座(地面に敷くプレート)の3つです。これ全部でレンタル料金は2500円でした。

焚き火&BBQセットにすると値段が倍(5000円)になりますが、上記に加えて焼き網、グリルブリッジ、火ばさみ、炭床、黒炭2kg、着火剤が付いてきます。

 

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本体はほぼワンアクションで組み立てが完了します。対角線上に開くだけです。頑丈で、開けばポジションが決まり微調整も不要。よく考えられてますね。さすがベスト&ロングセラー。台座プレートは写真の面が上向きです(多分)。

 

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焚き火台を横から。そんなに高さはありません。スノーピーク本社キャンプ場では焚き火台を使う場合はプレート必須だそうですが、芝生保護のためにもプレートは必要ですね。フリーサイトでも直火は禁止です。

 

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本体をプレートにセットした状態です。最初、プレートの黒い方が表かと思って足を穴に填めるために焚き火台を左右に回転させてみたりいろいろ苦労したんですが、プレートをひっくり返してみたらこの形でうまく填まりました。

 

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プレートを拡大したところ。下の方にSnow Peakのロゴが読める状態でついているので、こっちが表で良かったんだと思います。

 

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薪も売店で売っていたのを購入しました。火付け用の「剣太薪」(袋に入っている方)と、長時間燃焼用の「広葉樹薪」です。どれくらい燃焼時間が続くか分からなかったので、とりあえず一つずつ購入しました。

 

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一通り設営が完了したところです。途中で住箱の中で涼んだり、ビール飲んだり、横になって休憩したりしながらやっていたのでそれなりに時間がかかりましたが、実作業時間は20分くらいだったと思います。焚き火プレートのセットに迷わなければもっと早かったかも。

 

パイルドライバー(ランタンフック)

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地面に打ち込む必要があるため設置場所がある程度柔らかい必要がありますが、設置自体はラクでした。打ち込む場所を定めたら、真ん中あたりにある留め金具を緩めて、上半分を上下にスライドさせながら打ち込みます。重さがあるのでほぼパイルドライバーの自重でいけます。5〜7回くらいの打ち込みで固定されました。説明書はついていなかったので使い方は勘ですが、多分合ってるはず。単品でのレンタル料金は1000円でした。

 

秋のビール

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設営が終わったので、早速本飲みに入ります。今回スーパーに行ったら、もう「秋味」など秋のビールが並んでいました。9月初旬って秋なのか…。秋に各社から出る季節限定ビールは全般的に味が濃いので好きです。これからしばらくは濃いビールが楽しめそうで嬉しい限り。

 

珍しいヱビスビール

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こちらは「復刻特製ヱビス」です。初めて見ました。いつもジンやモルトを買いに行っている酒屋さんに置いてあったので、思わず棚に残っていた4本を買い占めてしまいました。

 

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缶の裏側にはヱビスの歴史と、この「復刻特製ヱビス」が1972年当時の製法で作られたことなどが書かれていました。味は今のヱビスビールよりちょっと薄く感じましたが、直前に「秋味」など濃い目のビールを飲んでいたせいかもしれません。

 

定番のビール

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こちらは安定の「風味爽快ニシテ」。新潟限定ビイル。スッキリ爽やか。後味爽快です。

 

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「秋味」系よりさらに濃い目の「インドの青鬼」。クラフトIPAなので濃いのは当然といえば当然ですが。「秋味」とは系統が違う味と濃さです。アルコール度数も強めなので、結構酔いやすいかも。市販されているクラフトビールの中ではいちばん好きなビールです。コンビニ(ローソン)でも買えるので入手もしやすいです。

 

キャンプ場の秋の空

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ビールを飲みながら眺める秋空。風が気持ちいい。

 

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水場周りの空も秋っぽい高い空でした。高い空に雲が流れるような感じの空(要するに秋の空)が個人的にはとても好きです。 

 

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コテージと秋の空。

 

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そろそろ炭起こしに入ります。

 

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テーブルにグリルをセットして炭起こし中。ランタンフック、ちょっと近すぎたかも。BBQの時に焼いた肉の油が跳ねてランタンにベタベタに付きそうです。フックの位置ってもうちょっと上に調整できないのかな?(説明書がないので分からない…)。

 

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いい夕焼けになってきました。炭を起こしながら前回と同じポジションで夕焼けを眺めつつビールを飲みます。

 

コテージ周辺を散策

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あまりにも夕焼けがキレイだったので、前回来た時に気になっていたコテージ奥の広場(フリーサイト)を見に行きました。コテージNo.6の裏側にある広場なんですが、山に沈んでいく太陽と空一面に広がる夕焼けを見ることが出来ました。コテージNo.5とかNo.6とかに泊まるなら、コテージ前よりこっちの広場にテーブルとか一式セットして、夕焼け見ながらBBQ飲みとかした方が景色も良くて楽しそうです。あと芝生に寝転びたい。

 

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今回コテージNo.6に泊まっていた人たちは、コテージ横にある木を使ってハンモックを吊っていました。自分は前回来た時にこの木を見て「木、邪魔だなー」としか思わなかったんですが、こういう使い方も出来るんですね。タープ張るのも楽かも。

 

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広場からの戻り道。夕焼けに映える本社やコテージが美しい!

 

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水回り棟も良い感じに照らされてます。今日の夕焼けは全体的に優しい雰囲気でした。夏が終わるんですね。

 

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もう一度、広場から。太陽は完全に山の下に沈みました。このままマジックアワーも見ていたかったんですが、この後の日照時間の短さを考えて、BBQを始めるためにコテージに戻りました。

 

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本日のBBQは「牛タン」スタートです。スーパーで購入した薄切りタイプですが、炭火で焼いているので十分美味しかったです。

ラム肉も3種類(3パック)買ってきたのですが、焚き火をいじる&見てるのに夢中で焼いてるとことか撮り忘れました。あと他の秋系ビールも撮り忘れました。

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コテージ前から見えるマジックアワー。日が落ちた後は暗くなるのが早いです。夏とは違ってもう完全に秋の夕暮れの進行具合でした。まさにつるべ落とし。

 

焚き火開始

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暗くなってきたので焚き火開始です。焚き火用に普段BBQで使う以上の炭を熾しておいたので、残りの炭を火起こし壺に入れたまま焚き火台にセットします。この上から木材を入れれば着火の苦労は無いはず。

 

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剣太薪を投入。早速火が上ってきます。

 

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あっというまに木に着火しました。剣太薪を差し込んでから1分も経っていません。

 

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豪快に燃え始めました。このまま行くと火起こし壺を持てなくなりそうなので、耐熱手袋(←重要!)をして炭ばさみで薪を焚き火台に移します。

 

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焚き火台の底に上の写真で燃えている薪をくべ、その上に新しい薪を井型に組みます。とにかく火の回りが早いです。

 

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キャンプファイヤーが始まりました。剣太薪が終わった後は広葉樹薪に移行しましたが、全然火の勢いが衰えず、何の苦労も無く焚き火を楽しめました。

問題は、薪が燃えすぎて結構早い時間(22:00前)に薪が尽きてしまったこと…。これは大誤算でした。次回は広葉樹薪をあと2つくらい買っておいた方が良さそうです。

 

まとめ

焚き火、思ったより簡単にできました。やはり火起こし壺は最強。これさえあれば火起こし系で困ることはなさそうです。

もし焚き火台を購入した場合、保管場所や汚れ(本体の煤が万が一壁紙に付くと、落とすのがかなり厄介)に悩まされることになりそうなので、たまにレンタルして楽しむのが自分には一番良いのかも、と思いました。スノーピークの売店で焚き火台もレンタルできて薪も売っているんで、その日の天候と気分次第でやるかやらないかを決められますし。

今回発覚した残念な点は、薪を購入してもスノーピークポイントに加算されないところです。住箱の利用料もポイントにならないし、キャンプ用品のレンタル料もポイント外です。この3つがポイント加算の対象になるなら、いっそのことプラチナ会員を目指す気にもなれるんですが…。

薪に購入ポイントが付かないことが分かったので、今後はホームセンターとかネットで安い薪を買って行っても良いかな、と思いました。同じ予算で物量を確保するならそっちの方が効率が良さそうですし(剣太薪だけは着火用にスノーピークで買ってもいいかも)。ちなみにスノーピーク本社キャンプ場に向かう道すがらにも薪を売っているところがありました。材木店か何かなのかな?薪の相場が分かってきたら、そちらも検討してみようと思います。

 

利用料

今回かかったキャンプ費用は、

  • キャンプ場利用料(一名分):1,500円
  • 住箱利用料(二名分;最低料金):10,000円
  • レンタルチェア(一脚):1,000円
  • レンタルパイルドライバー:1,000円
  • レンタル焚き火台:2,500円
  • 合計:16,000円/1人

でした。ちょっとゴージャスなホテルに泊まるくらいはかかっていますね…。もし道具のレンタルがなければ11,500円で済むのか。むむむ。

 

追記:水道工事に注意!

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今回はキャンプ場へ行くルート上(しかも一本道の最後の最後で迂回路なし)で水道工事が行われていたため、結果的にかなり大回りをさせられました。水道工事をしている直前まで行って通行不可が分かり、そこから来た道を戻って裏側のルートを回ったので、時間にして30分近くのロスになりました。こういうの、予約した時点でスタッフが電話で言ってくれても良かったのに。

あと、「まわり道の案内看板」が解らな過ぎ。「スノーピーク本社までは行けます」的な案内がなかったため、大回りした後、上の写真の先を入っていって大丈夫かどうかかなり不安でした。「車で通行している人が圧倒的なんだから、車を運転しながらパッと見て解る案内看板を出しなさいよ、三条市役所」て強く思いました。しかもいつからいつまで工事してるのかも書いてなかったし…。しっかりしてほしいものです。